漫画

The Domestic World

島田雅彦『ひなびたごちそう』を読み始めると、何だか村上龍のエッセイを思い出す。政治・経済を論じる村上龍と家政学的世界観をつづる島田雅彦が、一対のような気がする。そして私は島田雅彦の方が好きだ。村上龍も美食家ではある訳だが、村上龍に限らず美…

弁当・将棋・短詩

先日発売された第3巻を含め、羽海野チカ『3月のライオン』には弁当の話が頻繁に出てくる。『3月のライオン』自体がシリアスとギャグの詰め合わせ弁当のようでもある。李御寧が『「縮み」志向の日本人』で述べる通り、弁当は実は日本料理の典型だ。例えば鮨に…

Twittering on the River's Edge

When I enjoy ”twittering,” I often remember this passage. Like radiowaves, something invisible is flying around in the air; love, malice, resignation, obsession, etc. Unseen psychic waves of feelings. リバーズ・エッジ 愛蔵版作者: 岡崎京子…

Chiba-kun

I oppose nationalism in National Sports Festival, however, I like this character, 'Chiba-kun.'

elephantism

私は「ヘタウマ」が嫌いだ。シニシズム、斜に構えた姿勢が厭なのだ。特に、しりあがり寿を好まない。朝日新聞夕刊の4コママンガもほとんど見ていないが、見ると常に「社会をなめるな」とまず言いたくなる。これに対し朝日朝刊「ののちゃん」のいしいひさいち…

将棋の表裏

表裏の全く無い人間などはいない。もしいるとしたら、全裸で街を歩き回り、排尿・排便、性行為を誰の前でも平然とできるような人間だろうが、犬猫でさえ「毛皮を着ている」のだし、「下半身」については恥じらいを持っている。 私は他人の「裏」に、そう積極…