2010-02-11から1日間の記事一覧

学ぶ立場

分からないことがあれば何でも質問してくれ、というのは頼もしい言葉だろうか。「質問」questionという形でまとめられるということは、既に方向性が見えているということだ。逆に言えば、他者に何を質問したらよいかすら「分からない」、という状態は苦しい…

生き苦しさ

「生き苦しさ」の素とは、人間と動物の間にあることだろう、と思った。学術論文で当たり前に動「物」として扱われている存在を読んで、感じたことである。自分たちは「動物」でええじゃないか、というようなポストモダンの言葉遊びを、動物自身がすることは…

「改革」しか知らない中年たち

社説:枝野行政刷新相 改革の停滞感打開を(毎日新聞) つい「改革による停滞感」かと思ってしまう。「改革が停滞している」というのが、枝野幸男の感覚なのだろうか。 「改革」こそが停滞感、いや停滞を招いたということを認識できない、1993年初当選の中年…

羽生王将、△7六飛

全く先を読まずぼうっと眺める私の第一感の手だった。こういう時こそtwitterで馬鹿げた自慢をしたくなるものだが、できないのが自業自得。

王将戦第3局、2日目午後、佳境

「攻める久保、受ける羽生」(現時刻のトップページ記事見出し) ここから久保棋王が押し切っても、羽生王将の逆襲が奏功しても、いずれにせよかなり面白い将棋である。

The Domestic World

島田雅彦『ひなびたごちそう』を読み始めると、何だか村上龍のエッセイを思い出す。政治・経済を論じる村上龍と家政学的世界観をつづる島田雅彦が、一対のような気がする。そして私は島田雅彦の方が好きだ。村上龍も美食家ではある訳だが、村上龍に限らず美…