2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

縮図することと<近親憎悪>と理会することの同一性

大西巨人『縮図・インコ道理教』はこう結ばれている。 かくて、「宗教団体インコ道理教は、『皇国』日本の縮図である。」という命題と、「宗教団体インコ道理教にたいする国家権力の出方を、人が、〈近親憎悪〉なる言葉で理会する。」という命題とは、いかに…

rule & manner

The rule is questionable. The manner is deniable.

持続可能性より、失敗可能性

持続可能な成長sustainable developmentではなく、失敗可能な成長の方を大切にしたい。

言葉酔い

二日酔いを経験したことはないのだが、酒を飲んで真剣に話すと翌日まで続く言葉酔いを起こしがちである。自分の言葉に酔う、という面も無い訳ではないが、むしろ自他の境界がなくなる感じでもある。同時に、孤独を強く感じもする。

Freedom of Sleep

Void

Habu came in like a lion.

貨幣と物

物欲と金欲では物欲の方がましな欲望であるとか、欲望の対象となる物によっては物欲が崇高であるかのような思念は、全くの誤りである。しかし、金欲的な資本主義、資本家を蔑む人に、物欲まみれの人は少なくない。「物」が、例えば人であるとしても、そこに…

記憶も忘却も

自然現象だとしたら倫理は何処に。

糸谷哲郎と張栩

昨日の午前、NHK杯将棋トーナメントでの糸谷哲郎先生の凄まじい早指しでの勝利を見た。午後、駅前の書店で張栩先生の『勝利は10%から積み上げる』を買い、すぐに読み終えた。(興味深く分かりやすい本で、私が特に早読みした訳ではない)勝利は10%から積み上…

神様の

先日「神様」と書いたら「神様のくれた5分」が一日頭を巡っていた。 ところで、「お客様は神様です」と「お客様が神様です」では意味が大きく違う。違うというだけでこちらがこういう意味と確定できる訳ではないが、一方が二人称だとしたら他方が三人称であ…

伝統文化

日本将棋連盟が現在の名人戦・順位戦中継に対してとっている態度は間違いである。そう認識している将棋界の人も、少なくはないのかもしれず、もしそうだとしたら、将来においては態度が是正される可能性もあるだろう。 しかし、たとえ是正があっても、それが…

名人戦・順位戦が真っ当に中継されることを改めて求めます

今年は残念ながら、その日が「将棋界の一番長い日」であることに夕方まで気づきすらしない体たらくであった。個人的に仕事で悪戦苦闘していた事情もあるが、「将棋界の一番悪い人」の所為でもある。その人を、未だに「一番偉い人」と思っている人は、世の中…

創造行為とは何か

世で「クリエーター」(創造者)と自称し、他称される人たちの間では、ここ10年余り、「化学反応」がキーワードだ。それは、生物学的な、何かを「生む(産む)」(production)時代を「超え」、既に存在するaとbを組み合わせxを生成するアレンジメントこそが…

神様

とは変な言葉だな、という感性を持つこと。「様」は敬称だが、人に付けるのと同じ敬称を神につけるという意識は変だ。Mr. God あるいはSir Godであれ、英語で普通の語ではないだろう。アルクで調べると神様=Dear Lordという訳があるが、Dearと「様」はまた違…

井山谷川

縦書きにしたい題。 ーー二人は以前、会ったことがありますか。 谷川 十二年前のことです。山田規三生さんが王座のタイトルを獲得したときのパーティーではじめてお会いしました。そのときはかわいい子がいるなという印象でした。 井山 谷川先生にお会いした…

天然色の化石

「彼の肌が黒いというそれだけで 傷つけられた時代があったと気づくだろうか」(「天然色の化石」) 日本人が着るものが黒ばかりなのは、むしろ差別されえる色を服として着ることで、肌色問題から逃げることかもしれないと、下の記事を読んで思った。 http:/…

If Tong-Poo blows

「東風ふけば 東風ふかば」 March comes in like a lion. 風に立つライオン Amazing Grace 「彼の肌が黒いというそれだけで」