書物

美学の書

昨日から新しい職場で働き始めた。その緊張した精神の中でまず読み終えた本は、鴻上尚史著『あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント』。前の職場では橋本治著『美男へのレッスン』を手に取った。この2人の著者は似ている。根本的に「演劇的」であり、言い…

For Publication

小説家は公人。この考えは古いか。実際1970年代以降、小説家の多くはその考えを無意識的に否定してきただろう。また例えば小説家の「不倫」に昔ながらの道徳を求めるのは意味が薄い。「不倫」は世間でも当たり前になってしまったし、非道徳的とすら必ずしも…

Enjoy shogi

The last night was a midsummer night. Before going to futon (not bed), I was playing shogi (online) after long. I could enjoy doing. Because I won several times:) - 「指さない将棋ファン」を自称する人もいる昨今だが、私はいくらヘボでも「指さ…

欺瞞の血-Le Sang de Escrocs

日本は学者の無責任な言行に対し極めて甘い国だ。山口二郎(「政治改革」推進)、中沢新一(オウム真理教を賞賛)、上野千鶴子(ゲイ、自閉症児[というより実質的にはむしろその母親]への差別発言)、石弘光(論文盗作)、と「有名人」だけでも数多い。今…

小田光雄よエゴイストになれ

小田光雄の印象は、佐野眞一と松沢呉一の中間。小田にはその両者とちがいアカデミズム志向もあるのは、もしかしたら世代的なものかもしれない(佐野:1947年生、小田:1951年生、松沢:1957年生)。 エゴイストになれ、とは、松沢呉一のようになれ、というこ…