5月17日の米長

katsushika2

 5月17日付け「癌ノート」に「秀行」という文章があり、故・藤沢秀行名誉棋聖について、「癌は前立腺咽頭、胃という順でした」とあるが、これはどうやら誤りだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/藤沢秀行
によると「癌は胃、喉頭前立腺という順でした」が正しいようだ。
 また、続く「5月の連休前にお見舞いに行ったのが最期でした。」の「最期」はおかしい。最期とは「命の終わるとき。死にぎわ。臨終。末期。」(『大辞泉』)の意であり、「最期をみとる」「最期を遂げる」のように用いる(同前)。すなわち、米長氏は「5月の連休前にお見舞いに行ったのが(私が会った)最後でした。」というように米長氏自身の視点で「最後」という言葉を遣うことはできるが、藤沢氏の「最期」には立ち会っていない。