controlled education 管理された教育

 学校教員が子どもを管理の対象とする管理教育は、1970年〜1980年代に猖獗を極めた。1990年代以降は、さらにその教員が行政の管理の対象になり、日の丸・君が代の強制をはじめ、教員の思想信条の自由は奪われ、教員の過労・鬱も激化した。日教組も事実上解体している。この経過を一連と見る人はあまりいないが、子ども管理から教員管理へ、が「管理教育」化の過程だ。
 そして、1990年〜00年代が学校(高校までの)教員管理の時代なら、次の2010年代に来るのは、大学教員の管理だろう。とうに非常勤講師らからの労使紛争は始まっている。が、はっきりいえばこんな事態は序の口である。そして、大学教員に対しては、私は冷酷にその運命を傍観してやるだけだ。彼らは、子どもだった私や、初等・中等教育を現場で支える教員たちのためには、ほぼ何もしなかった。というより、「教育改革」を先導し、自らの私益のために大学院重点化を進め、実質的に公教育の理念も破壊した。地獄へ堕ちろ。